農協との「30年戦争」岡本重明著

拡大
縮小
農協との「30年戦争」岡本重明著

愛知県で農業生産法人を設立し企業として農業を経営している著者は、現在の農協は組織の温存ばかりを優先させて農業の発展を阻害する「抵抗勢力」だという。

農業の惨状を招いた原因は目先の補助金頼みの農家はもちろん、票目当てのバラまき政策を講じてきた政治家に責任がある。

が、何よりも不勉強、無策、新しい試みにはことごとく背を向けてきた農協こそ最大の元凶であると手厳しい。

プロ農家として年商1億円を超えるまでに成長する過程で、どれだけ農協と衝突し邪魔をされてきたか、30年にわたる農協との戦いを怒りをもって告発。一方で、経営手法さえ工夫すれば農業は産業として十分成り立つと、ニッポン農業の未来を展望する。

文春新書 735円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT