欲しがらない若者たち 山岡拓著
現代の若年層の意識や行動、消費動向の変化とその背景を、直近10年ほどに日経産業地域研究所が実施した消費者向けアンケートの結果や、若者へのインタビューなどから探ったもの。
そこから導き出されるのは高度経済成長期やバブル経済のころと比べて、今の若者たちに物欲が乏しくなっていること。つまり、消費をしないのだ。自動車やブランド品、ハイテク機器も欲しがらなければ、お酒も飲まず、旅行もしない。恋愛にも淡白。こんな若者が増えているという。
それは、不透明なこの国の行く末を冷静にとらえた結果でもある。こうした価値観を持った彼らをどう消費に取り込んでいくのか。経済社会の新たな課題が見える。
日経プレミアシリーズ 893円
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