ドイルとホームズを「探偵」する 河村幹夫著
今年は、世界でもっとも有名な探偵シャーロック・ホームズの生みの親アーサー・コナン・ドイルの生誕150周年にあたる。著者は、ロンドン・ホームズ協会の会員であり生粋のシャーロッキアン。
本書は、そんなドイルの生涯を、ホームズものの代表作「まだらの紐」「バスカビル家の犬」などと絡めて解説。彼がエジンバラの貧困家庭に生まれたころから始まり、開業医の傍ら書いたホームズで当て、サーの称号を得たこと。ところが、やがてオカルトめいた心霊主義にのめり込み、名声を失うという寂しい晩年を送ったことまでが詳細に書かれている。
併せて、ドイルが生きたビクトリア朝時代の世相や価値観なども盛り込んでいる。
日経プレミアシリーズ 893円
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