金融大崩壊 「アメリカ金融帝国」の終焉 水野和夫著
サブプライム問題を発端とする世界金融危機は、2008年9月のリーマンショックまでが第1段階、第2段階では、残りの4大投資銀行が商業銀行に業態転換し消えた。そして第3段階として実体経済に影響が及び、その象徴が不振の自動車である。公的資金の投入はこれまでの新自由主義の経済政策を否定し、大いなる方法転換にほかならない。アメリカ投資銀行株式会社の裏側には日本輸出株式会社がくっついている。一方がおかしくなれば、もう一方も当然おかしくなる。
16世紀に資本主義が始まって以来の地殻変動が起き、まだこの先、20年、30年、激動の時代が続く。著名なマーケットエコノミストが日本のあるべき姿を考える。
NHK出版生活人新書 735円
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