間違いだらけのメンタルヘルス 久保田浩也著

間違いだらけのメンタルヘルス 久保田浩也著

ついに年間自殺者3万人超えが10年連続となった。「心の病」は10年前に比べれば理解者も医療関係者も増えている。地域社会や職場で関連講座が頻繁に催されているし、会社の管理職研修では不可欠のテーマとさえなっている。だが、それでも日本全体としては悪化のデータばかりで、よくなったという報告は皆無。改善の兆しさえない。

なぜか。この領域では「予防」という一般社会の常識が欠けているためだと著者は主張する。これまで「心の病」については、早期発見・早期治療が肝心だとされてきた。だが、それをズブの素人の上司・仲間・家族にやれというのはもともと無理だし、精神科で受診できても、薬漬け治療が相変わらず多い。

とはいえ本書はそうした状況の告発を主眼としてはいない。日本に「メンタルヘルス」という言葉を一般化させた実践家として、「心の病」予防、心の健康増進のための具体的方法・事例を豊富に盛り込む。

法研 1575円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • iPhoneの裏技
  • グローバルアイ
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT