人選力 最強の経営陣をつくる C・フェルナンデス・アラオス著/樫村志保訳

人選力 最強の経営陣をつくる C・フェルナンデス・アラオス著/樫村志保訳

人材選びを結局は、「ウンとカン」に頼ってしまっていないだろうか。

本書によれば、キャリアの成功の方程式には、資質、能力開発、キャリアの選択、人選力の四つの要因があり、その最大の要因に「優秀な人材を見出し、獲得・登用し、活躍させる」能力、つまり人選力があるという。

この人選力は、自身の“人材パズル”を解く力量を示せるだけでなく、適材適所に成功すれば、組織の業績に大いに貢献できる。

しかし、実際には人選は一筋縄にいかない。本書によれば、欧米大企業の退任するCEOの3分の1は非自発的に辞任せざるをえず、また著者の参加した調査では、世界の一流企業幹部の同じく3分の1は人選後に期待値まで達することはなかったという。

本書は、採用から幹部登用まで必要な人選テクニックの基本を教えてくれる。中でも中途採用の多いグローバル企業にとってより役立つ。個人的にも人を見る目が変わるかもしれない。

日本経済新聞出版社 2310円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 看取り士という仕事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
企業の成長に最も大切なものは<br>新浪剛史氏インタビュー

社員を追い詰めながら業績をひねり出すのではなく、「まずは理念の共有」が新浪流。ローソンから移って5年目、サントリーホールディングスの舵を取る辣腕経営者が、米ビーム社統合でも貫かれた「社員を大事にする経営」の神髄を語る。