PhotoGallery

「お前のやってることは遊びや」とセンスを全否定されたが…SNS映え「カワイイ和菓子」が大ヒット、逆風を乗り越えた3代目の"ブレない信念"

沙邦莉さんが開発した色鮮やかな練り切り。中央が話題を呼んだアマビエ。胴体部分が虹色のグラデーションを帯び、見ていて幸せな気持ちになる意匠だ(村井製菓提供)
祝鯛、ヨゲンノトリ、飾り菊、薔薇、アマビエ、桔梗のセット(4,980円・ネット限定販売商品)。現在でも自分へのご褒美の他、母の日や敬老の日など、健康を願うギフトとして利用する客が多いという(村井製菓提供)
「どらぺちーの」のフレーバーは、全部で6種類。(「青のどらぺちーの」は期間限定メニューで、現在は提供していない)(村井製菓提供)
店内のタペストリーなどの販促グッズは、ほとんどが沙邦莉さんがデザインしている。子どもの頃はよくイラスト描いて過ごしていたことが役に立っているとのこと(筆者撮影)
カラフルな琥珀糖。最近顧客から類似品があると報告を受けた。「真似をされるということは影響力を持ったという証拠」と沙邦莉さんはポジティブに捉えている(村井製菓提供)
一瞬でまわりをパッと華やいだ空気にする明るいキャラクターの沙邦莉さん。子どもの頃は内向的だったとは思えないほど(筆者撮影)
母・美保子さん(左)、和菓子職人・篠崎さん(中央)、沙邦莉さん。村井製菓を訪れると親戚の家に遊びにいったような感覚に包まれる。厳しさと温かさが同居する居心地の良い時間が流れている(筆者撮影)
アマビエ練り切りが販売された当初、沙邦莉さんは卸用の和菓子製造を終えてから、さらに3時間かけて、1人きりで静かに心をこめて製造していた(筆者撮影)
一つひとつ心を込めて、細工を施していく。息がつまるほどに繊細な作業をなめらかにこなしていく(筆者撮影)
沙邦莉さんは「カワイイ」へのアンテナを常に張っている。取材時も思いつきで小さくカットした琥珀糖で練り切りをワンランクおしゃれに仕上げていた(筆者撮影)
完成した練り切りと、愛用する和菓子用のハサミ(筆者撮影)
番重(ばんじゅう)にびっしりと並べられた串団子。丁寧な仕事ぶりがうかがえる(筆者撮影)
1本1本、あんが入ったボウルに、手早く丁寧に、くぐらせていく(筆者撮影)
団子にみたらしあんをからめていく沙邦莉さん(筆者撮影)
パックに置いたみたらし団子を冷ます板の佇まいから、村井製菓が重ねてきた歴史が伝わってくる(筆者撮影)
沙邦莉さんの先輩でもあるベテラン和菓子職人の篠崎さんは、「この子はようがんばっとる。ほんまにたいしたもんや」と称える。その表情から、沙邦莉さんが愛されているのがわかる(筆者撮影)
1964年創業の兵庫県の老舗和菓子屋・村井製菓。前編の記事では、家業の危機に立ち上がった3代目の村井沙…