本音の沖縄問題 仲村清司著
沖縄が日本に復帰して40年が経過した。日本国内の米軍基地の7割強が集中し、その9割以上が本島にある。米軍人の犯罪・事故は今でも年間250件以上に達し、目指している観光立県への道でも基地問題が立ちはだかる。
普天間基地問題は、反米よりむしろ「反ヤマト」という、本土への反発を拡大させた。残る沖縄に対する差別。一方で沖縄サイドにも本土からの理解者を拒否する人々が。「代償」としての多額の補助金に依存する体質が根付いたが、今や基地とカネをリンクしたシステムが破綻しつつあるという。
大阪生まれの沖縄人2世で沖縄に移住して15年の著者が、沖縄人の本音を交えて、「沖縄問題」の真実に迫る。
講談社現代新書 798円
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