東京メトロ半蔵門線「紫色」まとった車両の転換期 1981年登場のベテラン「8000系」は見納めに
「人や環境に快適でやさしい車両」をテーマに掲げ、床面の高さを8000系に比べて60mmも低い1140mmとし、ホームでの段差を軽減している。車椅子利用者を考慮しての仕様であろう。車内は清潔感あるホワイトをベースに、座席の色は半蔵門線のラインカラーであるパープル(濃紫色)だ。08系からはバケットタイプのシートが採用され、さらに7人掛けのシートを4:3に分割するスタンションポールも、初めて採用している。
6編成(60両)が製造され、全車運行しているが、直通車両も含めると同線では少数派の形式であり、乗り合わせることができたらラッキーだ。
床面が低いせいか、8000系と比べると天井が高く感じられ、閉塞感なく居心地よく感じられる。今後は主力となる18000系と共に、引き続きの活躍が見込まれるだろう。
18000系は最新鋭車両
18000系は8000系の後継として、2021年8月7日より営業運転を開始している。現在、半蔵門線の主力を担う形式で、有楽町線や副都心線で活躍する10000系シリーズの最新鋭車両である。近年8000系の置き換えが進み、同線で最大勢力となっている。最終的には、19編成(190両)がそろう見込みだ。
外観は初代8000系から受け継ぐ傾斜した前面で、力強いイメージが湧いている。ラインカラーは、ホームドアの設置を意識し側面腰部だけではなく、上部にも配色されている。
車内は10000系シリーズをベースにバリアフリー向上が図られ、床面の高さが08系と同様に1140mmに統一されたほか、ドア付近の床面をホーム側に下り傾斜させている。乗降の際に、誰もが乗りやすい構造になっていることがよくわかる。
また乗り心地や居住性は、40年前の8000系のときから満足いくものであったが、今日の18000系は、多様性の時代に応じた思想がプラスされているようだ。


















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