鉄道見本市「イノトランス」、アジア初開催の狙い 2027年シンガポール、どう差別化?担当者に直撃

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――どんな展示になるのですか。

強調したいのは、クオリティーを重視することです。イノトランスというブランドを冠するのですから、展示から会議のプログラムに至るまでイノトランスのクオリティーをしっかり維持します。例えば、鉄道輸送において湿度とどのように向き合っていくかといったヨーロッパでは問題とならないようなアジア独自のテーマにもフォーカスしていきます。

――ベルリンのように実物車両を展示するのですか。

うーん、会場の近くにも線路はあるのですがメトロの営業線です。ベルリンのように会場内に引き込み線があるわけではありません。屋内に1両単位で展示することはあるかもしれませんが、ベルリンのように編成単位でずらりと並べるようなことは考えていません。

イノトランス 屋外実車展示
ベルリンの「イノトランス」は編成単位の屋外実車展示が特徴の1つだ(記者撮影)

ベルリン開催と競合しない?

――ベルリンでもアジアの企業が多数出展しています。シンガポールでの開催はベルリンと競合しないのですか。今までベルリンに出展していた企業が、シンガポールで満足してベルリンに行かなくなるという懸念はありませんか。

ベルリンにおける出展者を地域別で見ると、アジアの出展者の割合は全体の14%程度です。日本からもたくさんの企業がベルリンに出展していますが、我々が把握していなくても面白い企業がたくさんあるはず。アジアの数ある中小企業の中には、ベルリンは遠いがシンガポールなら近いので出展しやすいと考える企業もあるでしょう。

ベルリンとの競合という課題は私たちのほかのメッセでもありましたが、実際には、まずアジアに出展して、「次はぜひベルリンに出展したい」となるポジティブな展開のほうが多いです。

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