保育園の「防犯カメラ」も映像流出!"乗っ取り"が多発する会社や自宅の「ネットワークカメラ」、《正しい設定》と《選び方 3つのポイント》

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また、カメラメーカーは開発段階で脆弱性がないか十分検査しているはずですが、それでも1機種当たり1年に複数回脆弱性が見つかり、改修が呼び掛けられることが珍しくありません。

製品に欠陥が発見された場合、メーカーがそれを修正したファームウェア(メーカーにより「ソフトウェア」と呼んでいる場合も)の更新版を配布します。メーカーのウェブサイトの製品ページの「サポート」欄にファームウェアの更新一覧(リリースノート)が掲載されていることが多いので、手持ちの製品の更新情報を少なくとも半年に1度は確認してください。

更新情報の日付を見て、ご自身が直近に更新を適用した後にリリースされたものがあればダウンロードして更新しましょう。映像閲覧アプリ内で更新版の配布開始を知らせてくれる製品もあります。

なお、更新が長期間(2年間以上)途絶えているような場合、サポートが終了しているかもしれません。その場合、欠陥が発見されても改修されないので、買い替えたほうが安心です。

「ネットワークカメラの選び方」3つのポイント

では、これからネットワークカメラを購入したいとき、どのような点に注意して選べばよいのでしょうか。主に3つのポイントをおさえていただきたいと思います。

まずは、いきなり店舗や通販サイトで購入することは控えましょう

前述のように、購入して初期設定した後も、欠陥の改修(ファームウェアの更新)が必要になることが多くあります。しかし、ネットワークカメラは自動更新の製品が少ないうえに、自動更新対応の製品かどうかはマニュアルを熟読しないと判断できないことも多いです。

そのため、まずメーカーのウェブサイトから取扱説明書をダウンロードし、ファームウェアの更新方法が自分にとってわかりやすいものであるかどうかを確認してください。更新方法の説明はファームウェアの配布ページに掲載されている場合もあります。

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