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JR東海が示した「2つの増額見通し」の背景に「万博効果」とリニア工事にも影を落とす「インフレ苦」

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1時間あたり片道最大本数が12本の「のぞみ12本ダイヤ」を活用し、需要に合わせた弾力的な列車設定を行った結果、「万博へ向かう多くの顧客に新幹線を利用してもらうことができた」(武田副社長)という。

インバウンド収入も大きく伸長した。上期のインバウンド収入は770億円と、前年度比で50%増となった。

実は、このインバウンド需要の取り込みで効果を発揮したのが、ひっそりと進めていた海外旅行代理店との連携強化だ。香港の「Klook」(クルック)、フランスの「Japan Experience」(ジャパン・エクスペリエンス)など現時点で4社の旅行代理店と協業している。

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