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〈エスコン誘致の副市長を直撃〉「ボールパークは新住民を呼ぶ看板」「国に求めるだけでは時代は動かない」…北広島市が挑む人口減少下のまちづくり

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――2024年4月に実施した北広島商工会の事業者へのアンケートでは、7割がBP開業後の売り上げは「変わらない」もしくは「減った」と答えています。

経済効果は大きい一方で、そこには光と影がある。BPをちゃんと商売に結びつけている人もいれば、旧態依然として背を向けている人がいるのも事実だ。如実に差が出ている。

今はまちが変化していくための過渡期だと思っている。もともとベッドタウンとして成り立ってきた北広島の歴史からすると、地場の商売、飲食店は少なく、(多くの店は)市民を対象に商売をしてきた。その人たちの中にはBP開業後、イベントなどに出かけて行って、自分も楽しみながらSNSを駆使して情報発信をするなど、うまく舵を切れた人もいる。

一方で何もせずに「あんなにいっぱい人が歩いているのに、なんでうちにお客が来ないんだ」とぼやいているだけの人もいる。ファイターズは地元のためにいろんな協力はしてくれる。だけど、こちらからアクションを起こさなければ何も始まらない。自分で動かず市や商工会に任せきりでは何も起こらない。

事業者はいい意味で「整理」されていく

――舵を切れない事業者は、どうすればいいのでしょうか。

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