イベント主催者が快適に使えるよう、照明などを吊り下げる位置や控室の広さ、さらには機材搬入時にアリーナ内にまでトラックで入れるなど、効率的に設営できる動線の確保にこだわった。「開業して1年間、さまざまなイベントで使ってもらったが、イベント主催者からは使いやすいと評価を受けている」(斉藤氏)。

TOKYO-BAYアリーナマネジメント・施設管理本部の赤坂峻一本部長によれば、アーティストから評価を受けるポイントの1つは「音の響き」だという。観客、アーティストに互いの声が届くようにするため、吸音材の使い方を工夫することで、最適な残響時間のバランスをとっている。
一方で、音響やプロジェクションマッピングなどの演出にかかわる設備はあえて設置していない。「イベントごとにアーティストやイベンターが使いたい設備は異なる。機材も年々進化しており、どんな機材にも柔軟に対応できる設計にしている」(赤坂本部長)。
東京ドーム営業部門から社員を派遣
ハード面での工夫に加えて、ららアリーナ東京ベイの高い稼働率に一役買っているのが、三井不動産が2021年に買収した東京ドームとの連携だ。
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