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「アルゼンチンのトランプ」ミレイ大統領が直面する「痛みを伴う改革」への逆襲…行財政スリム化に議会が反発、揺り戻して「負のサイクル」に戻るのか

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  • 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
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ここで、これまでのミレイ政権によるマクロ経済運営の動向を振り返ってみたい。

まず財政収支だが、就任以来、ミレイ大統領は歳出の大幅なカットを優先、直近2025年4~6月期には名目GDP(国内総生産)の14%程度まで歳出が削減された。チェーンソーマンのニックネームの通り行財政機構のスリム化を推進、歳出を削減したわけだ。 一方、長らく名目GDPの16%程度で横ばいだった歳入にも変化が窺え、2025年4~6月期に同14%に下振れしている。

いわゆる「小さな政府」を目指そうとしているミレイ大統領は、歳入を確保して財政を再建するというよりも、歳出と歳入の両面からスリム化を進めているようだ。

とはいえ、財政収支は3期連続で黒字をキープしている。総じて、財政政策運営は極めて引き締め的と評価できる。

引き締め財政の一方、金融政策は緩和的

他方で、金融政策運営は、財政政策に比べると引き締め的とは言えない。

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