GMOイエラエが38時間の激闘を制して3連覇、世界中のホワイトハッカーが集結して腕を競う「DEF CON(デフコン)」の凄みと本当の価値

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DEF CON 33
世界中のホワイトハッカーが集う「DEF CON(デフコン)」でGMOイエラエが優勝(写真:GMOイエラエ提供)

サイバーセキュリティの世界において、その名を知らぬ者はいないと言われる世界最大級のハッキングイベント「DEF CON(デフコン)」。毎年夏、世界中からトップクラスのホワイトハッカーやセキュリティ研究者たちがラスベガスに集結し、その技術と知識を競い合うハッカーの夏祭りだ。

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2025年8月7日から10日にかけて開催された第33回大会「DEF CON 33」において、日本から参加したGMOサイバーセキュリティ byイエラエの「GMOイエラエ」チームが、またしても快挙を成し遂げた。

彼らが挑んだのは、70以上ある競技のうちの1つで、クラウドセキュリティに特化した「Cloud Village CTF」。世界中の強豪チームが集うこの競技で、GMOイエラエは参加した2023年、2024年に続き、見事3年連続での世界1位を獲得したのだ。

クラウド分野で優勝した意義

CTF(Capture The Flag)とは、ホワイトハッカーたちが身に付けたセキュリティ技術を駆使して、隠された「フラグ(答え)」を見つけ出し、得点を競う競技だ。とくにDEF CONで開催されるCTFは、その規模と難易度から世界的な注目を集めている。

GMOイエラエが参戦した「Cloud Village」は、DEF CON内に設置される多様なテーマ別エリア(ビレッジ)の1つであり、クラウド環境の脆弱性や設定不備を突く高度な技術が求められる。現代のITインフラにおいてクラウドの重要性が増す中、この分野での勝利は、彼らの技術力が世界トップレベルにあることを示している。

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