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今回は、西日本旅客鉄道株式会社最高情報セキュリティ責任者(CISO)の甲斐康弘氏に話を聞いた。社会インフラを支えるJR西日本にとって、サイバー攻撃は運行や生活に直結するリスクとなる。そこで同社は、グループ横断のCSIRTや重要インフラ部会を組織し、訓練や点検を現場レベルまで徹底してきたという。体制づくりの舞台裏とはーー。
他部門出身だからこそ「しがらみのない改革」ができた
JR西日本グループでは、システムマネジメント部の1グループだったセキュリティ部門が2023年に「情報セキュリティ室」に格上げされた。コロナ禍以前と比較すると人員も強化され、体制は大きく変わったという。
「コロナ禍のリモートワーク導入などでセキュリティリスクが高まったことを機に体制を強化しました。人員はコロナ前と比較すると3倍になっています」
グループ内には、全体を統括する情報セキュリティ委員会に加え、下部組織として重要インフラに特化した「重要インフラ部会」および、グループ各社が参加する「JR西日本グループCSIRT」が設置されている。
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【50歳でシステムマネジメント部に着任した甲斐氏の改革とは】
