JTBによると、「iPSエクソソーム」の提供を実際に始めたのは2024年9月。担当者は、「研究用の試薬として提供しており、こちらから医療機関に対して積極的にアプローチするということはとくにしていない。興味を持ったところから問い合わせがあれば、製品の仕様や国内外の研究状況を伝えている」と説明した。
提供先での具体的な使われ方は把握していないとして、「通常の未承認薬と同様、最終的には自由診療のクリニックにおいて、リスクも説明したうえで患者さんの同意のもとで使用されていると思う」と話す。
ほかにも、澤氏が医学顧問を務め、東証プライムに上場しているセルソースなど、再生医療業界で知られる複数のバイオベンチャーが培養上清ビジネスを手掛ける。
日本再生医療学会のある関係者は、「幹細胞を培養すれば必ず培養上清ができるので、それをいかにマネタイズしていくかということに(各社が)躍起になっている」と指摘する。
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