ログイン前でも手遅れ…「入力しただけで」犯罪者に情報窃取される手口も?多要素認証では安心できない!被害者続出の“フィッシング手法3選”

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“キーロガー”は、もともとキーボード入力を記録するためのソフトウェアやハードウェアとして登場しましたが、ユーザーが入力した文字列を第三者が把握できるため、早くからマルウェアに組み込まれて情報窃取に悪用されてきた機能です。

以下の例ではキーロガーによって、ユーザーネームの項目にテキストを入力するだけで、WebSocket(Webブラウザとサーバー間でリアルタイムに双方向通信を行う通信プロトコル)を通じて情報が犯罪者に送信される様子が確認できています。

キーロガー付きフィッシング
(画像:マクニカ提供)

仮に、ログインボタンを押す前にフィッシングサイトであることに気づけたとしても、すでにフォームに入力した情報が犯罪者側へ送信されているため注意が必要なのです。

これらのフィッシングへの対策についても、今後の記事で詳しく紹介していきます。

東洋経済Tech×サイバーセキュリティでは、サイバー攻撃、セキュリティーの最新動向、事業継続を可能にするために必要な情報をお届けしています。
瀬治山 豊 マクニカ セキュリティ研究センター センター長補佐

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せじやま ゆたか / Yutaka Sejiyama

セキュリティ研究センターに所属。脆弱性の影響範囲や日本企業を狙うランサムウェア関連の脅威動向をリサーチし、SNS、カンファレンス、セミナー、自社ブログ等でセキュリティリサーチャーとして情報発信を行っている。また、マクニカグループにおけるCSIRT担当者としても活動し、グローバルでのインシデント予防と対処に従事。

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