スマホ新法でiPhone「安全神話」は崩壊か? 危険なアプリが身近に…スマホの「個人情報流出」を防ぐには

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

すでにDMA(デジタル市場法)という法律を導入したEUでは、新しいアプリ配信ストアがオープンしている。すると、ポルノアプリや、著作権侵害を引き起こしかねないアプリの販売が行われるようになった。

アップルがアプリの審査を行わなくなるため、審査が「ザル」になることが予想される。例えば「無料で一流アーティストの楽曲が聴き放題」というアプリが出てきてスマホにインストールしてみたら、再生される楽曲はすべて著作権を無視した違法コピーのデータであり、個人情報がすべて別の国のサーバーに転送されてしまうなんてこともありうるのだ。

スマホ新法でアプリ配信がどう変わるかの比較

スマホ新法ではアプリや配信ストアの審査をアップルが行えるようにもするようだが、それではコストが上がってしまうため、結局、何からの手数料が発生するのは避けられない。また、スマホ新法ではiPhoneの機能開放も迫っている。アップル製品以外の周辺機器もiPhoneに接続して使いやすくするというのが目的だが、一方で、ユーザーのデータを奪うような周辺機器もつながってしまう恐れが懸念されている。

まさにスマホ新法は、国民の個人情報を脅かしかねないのだ。

今すぐできる対策は?

では、われわれはどのように自分のスマホを守ればいいのか。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事