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〈現地ルポ〉ボクシングをする身軽なヒト型ロボット、ハンズフリーで決済できるスマートグラス…中国「最先端テック企業」の現在地
宇樹科技のロボットの販売先は50%が海外で、その半分以上を占めるのが北米だ。海外向けロボットに搭載するAIはオープンAIの機能を使い、国内向けロボットは複数の中国製AIを用いているという。
アメリカがエヌビディアなど半導体メーカーに中国向け輸出の制限をかけてきたが、「必要な部品はほぼ国産でまかなえており、アメリカとの貿易戦争の影響は大きくない」と担当者は言い切る。
宇樹科技のロボットは、研究開発用以外では消防隊と連携する形での使用が一部で始まっている。「近いうちに工場のオペレーションをすべて担えるように、5~10年以内には家庭内の炊事や洗濯、子どもとのコミュニケーションなど、人間ができるあらゆる動作をこなせるようになりたい」(担当者)。
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