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"AIを活用した教育"の第一人者・安藤昇氏が「小学校段階からAIを使わせてはダメ」と言い切る訳 「好奇心や創造力」を育み「倫理や道徳」に重点を

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そのため、「小学校段階からAIを使わせてはダメ」と安藤氏は語る。小学生はとにかく遊ばせ、好奇心や遊び心を育む必要があると強調する。

「早期からのAI活用は子どもたちの創造性を奪いかねません。実際、多くのAIサービスは13歳未満は使ってはいけない規定になっていますが、提供側も弊害があると考えているのでしょう。ただし、ギフテッドの子はAIと対等に話せますので、孤独感の解消や能力の発揮といった観点からAIを与えたほうがよいと思います」

また、教員の働き方改革においてもAIは多いに役立つ。安藤氏は、教材づくりや評価についてもAIを活用していると語る。

「日々の評価を記録するのは私ですが、その記録を長期スパンでAIに分析してもらったり、所見としてまとめてもらったりしています。AIを使えば、1人ひとりの日々の活動を細かく分析して個別最適な評価ができます。これまで3日かかっていた資料が30分もかからずできてしまうことも。これから教員は教材研究や指導案、授業の準備はAIにどんどん任せて負担を減らし、教育の本質である子どもや保護者への対応、クラブ活動の指導など、人間にしかできない活動に時間を割くべきではないでしょうか」

取材中、「生成AI(Agent型AIとMCP)が教育に与える影響」というテーマで安藤氏がAIに作らせた資料。10ページの資料が10分ほどで完成した
(写真:安藤氏がAIで作成した資料より)

現在、AIエージェントの活用が急速に普及しているが、数年以内には人間のように学習し課題解決できるAGI(汎用人工知能)が実現できるとの見方もある。こうしたAIの動向も、AIを使えば忙しい教員でも日々キャッチアップできると安藤氏は言う。

「私もAIにお願いして、国内外の主なニュースサイトからAIに関する最新情報を毎朝6時に送ってもらっています。これだけでもだいぶ楽に学べます」

AIの活用を始めたい教員は、まずはこうした情報収集から始めてもよいかもしれない。

(文:國貞文隆、編集部 佐藤ちひろ、注記のない写真:安藤昇氏提供)

東洋経済education × ICT編集部

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