【F1人気】世界で高まる中、「角田効果」で日本GP盛り上がり、”参戦継続”へホンダがグループ一体で体制強化
世界2位の市場であるアメリカでの人気上昇で、自動車メーカーのF1参戦への動きは活発になっている。アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)は「キャデラック」を新チームとして2026年から参戦。アメリカのフォード・モーターやドイツ・アウディは2026年からPU供給という形で参入する。
リーマンショックを契機にF1から撤退していたトヨタ自動車は2024年10月にアメリカのF1チーム「マネーグラム・ハース」と業務提携した。「最先端技術の動向を把握し、人材育成にもつなげる」(トヨタ幹部)。F1で培った技術を商品開発に応用することを狙う。

F1といえばホンダだが、2021年シーズンで4度目の参戦を終了。前述のとおり、2025年まではレッドブルへの技術提供という関与にとどまっているが、2026年からはホンダ自身がPUの供給でアストンマーティンと組み、5度目の参戦を決めている。
アメリカでのF1人気の高まりが、世界販売の4割強を北米市場で売るホンダの背中を押したことは間違いない。さらに、2026年からF1のレギュレーションが大幅に変更されることも決断の背景にある。エンジンとバッテリーの出力比率がこれまでのおよそ8:2から5:5に変わり、電動化技術の重要性が増すからだ。EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)の強化を掲げるホンダにとっては本業への還元要素が大きくなる。
ホンダが問われる継続性
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