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「実写映画」知名度よりも作品性がヒットの条件 映画館で見る価値のある芸術作品への回帰も

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映画『ファーストキス 1ST KISS』場面写真の松たか子氏、松村北斗氏
『ファーストキス 1ST KISS』2025年2月7日公開(©2025「1ST KISS」製作委員会)

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分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

実写映画の2024年の2大トピックは、YouTube発で火がついた『変な家』と、オリジナル脚本の『ラストマイル』が興業収入50億円を超えるヒットになったことだろう。

どちらも人気漫画や小説が原作ではなく、テレビドラマの映画版でもない。元ネタやストーリー性が時代とマッチすれば大ヒットにつながるという、作品性を重視する傾向が市場に見られた1年だった。

坂元裕二脚本のオリジナル2作品

2025年もその流れが続くだろう。その期待作には、『ファーストキス 1ST KISS』(2月公開)と『片思い世界』(4月公開)が挙げられる。両作とも、『怪物』『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本で知られる坂元裕二によるオリジナル作だ。

前者は『ラストマイル』の塚原あゆ子監督との初タッグになる。後者は、悩み迷いながら現代社会を生きる女性の姿を映す社会派ストーリーで、『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督がメガホンを握る。

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