
実写映画の2024年の2大トピックは、YouTube発で火がついた『変な家』と、オリジナル脚本の『ラストマイル』が興業収入50億円を超えるヒットになったことだろう。
どちらも人気漫画や小説が原作ではなく、テレビドラマの映画版でもない。元ネタやストーリー性が時代とマッチすれば大ヒットにつながるという、作品性を重視する傾向が市場に見られた1年だった。
坂元裕二脚本のオリジナル2作品
2025年もその流れが続くだろう。その期待作には、『ファーストキス 1ST KISS』(2月公開)と『片思い世界』(4月公開)が挙げられる。両作とも、『怪物』『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本で知られる坂元裕二によるオリジナル作だ。
前者は『ラストマイル』の塚原あゆ子監督との初タッグになる。後者は、悩み迷いながら現代社会を生きる女性の姿を映す社会派ストーリーで、『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督がメガホンを握る。
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