グローバル恐慌の真相 中野剛志、柴山桂太著
リーマンショックで金融資本を救った国々が連鎖して危機に瀕するという、グローバル資本主義の暴走が始まっている。
日本には、グローバル化のデフレ圧力で中間層が破壊され、未来への投資が停止し、民衆とエリートの対立が深まる「冬の時代」が到来。同時に世界は単なる経済現象としての危機にとどまらず、政治や社会、文化まで及ぶ、複合的で全般的な危機に突入しようとしているという。
この大恐慌の足音が聞こえる時代には、過剰な流動性を生んだグローバル化の危うさと各国の社会構造の本質をも併せて分析する「思想」が必要とされると、気鋭の経済思想研究者が危機の時代への処方箋を徹底的に語り合う。
集英社新書 777円
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