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自民・森山幹事長、知られざる「経済力」の正体 政治家生活50年、いかにして上り詰めたか

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鹿児島市議時代、桜島大観橋開通式典での森山裕氏
1996年、鹿児島市議時代の森山裕。表には出ないオーラを持っていたと評される(写真:森山裕事務所)

特集「ひと烈風録/森山 裕」の他の記事を読む

少数与党に陥った自民党。舵を取るのが幹事長の森山裕氏だ。「緩やかな多党政治」をいかに束ねていくのか。本特集では、森山氏本人や周辺への取材を通して、その政治力の知られざる源泉に迫った。
※第1回『「憎まれ役」を買う自民党・森山幹事長の原点』はこちら

二階堂進(後に自民党副総裁)は田中角栄元首相の元側近の大物政治家だ。1974年、参院選があり、森山は鹿児島で初めて選挙を手伝った。翌1975年、鹿児島市議補選が行われた。自民党県連から森山に声がかかる。この補選を含め、森山は市議選に7期連続で当選した。1982年には37歳で議長となった(1989年、1992~1997年も議長)。

自動車の顧客の一人として森山と知り合いとなった入船攻一(現鹿児島市議)が回想した。

「自動車の関係でいろいろな人と付き合っているから、話題性がすごい。奥深い人で、表に出ないオーラがある。絶対に怒らない。一緒に市議選をやりましたが、私が3000票だと、3倍の9000~1万票を取りました」

50年間の政治家生活で唯一の「反逆」

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