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「憎まれ役」を買う自民党・森山幹事長の原点 盟友・二階氏「誠実で一生懸命、ものが違う」

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自民党幹事長の森山裕氏
(撮影:尾形文繁)

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少数与党に陥った自民党。舵を取るのが幹事長の森山裕氏だ。「緩やかな多党政治」をいかに束ねていくのか。本特集では、森山氏本人や周辺への取材を通して、その政治力の知られざる源泉に迫った。
【配信スケジュール】
12月14日(土)自民・森山幹事長、知られざる「経済力」の正体
12月15日(日)立民・辻元氏もホレた自民・森山幹事長の「政治力」

8月14日、自民党総務会長だった森山裕(現幹事長)は朝9時53分、地元の鹿児島から東京の岸田文雄首相に電話をかけた。5日後の19日、森山はインタビューでその場面を振り返った。

「岸田総理に総裁選挙で応援してくれる人を紹介することになっていたので連絡した。そしたら『今、電話しようと思っていたところ』『一区切りつきました』と言われた。総裁選には出ないという意味で、びっくりしました」

自民党総務会長から新幹事長に

9月27日の総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障相(当時)に逆転勝ちして「ポスト岸田」を射止めた。石破総裁は新幹事長に森山の起用を決めた。

衆議院総選挙後の11月25日、森山を再度、取材した。そこで幹事長人事について尋ねた。森山は「話は石破さんからです。でも、総裁選では先頭に立って石破さんを応援したわけではない」と答えた。森山の幹事長起用は総裁選勝利の論功行賞人事ではないようだ。

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