【産業天気図・医薬品】毎年薬価改定論の嵐一旦去り、来期は薄日差す

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医薬品産業の今06年度下期から07年度通期の天気は全体では「小雨」模様。医療用医薬品は今年4月、6.7%という大幅な薬価改定を食らい、その余波が続いている。ただし今期は前期より花粉の大量飛散が予想されること、さらに、これからシーズンに突入するインフルエンザや感冒の流行次第では、期末追い込み的に市場が膨らむ可能性はある。
 そんな中、「快晴」なのがジェネリック(GE)メーカー。やはり今年4月に実施された処方箋改定効果がジワリと効いており、日医工<4541.大証>や沢井製薬<4555.東証>、東和薬品<4553.東証>などは、いずれも業績好調だ。
 一方、大衆薬は局地的な「大雨」。初夏に各地で雨被害に見舞われたほか、夏の暑さが比較的短かったため、大衆薬の25%を占める機関商品であるドリンク剤がさっぱりだった。大正製薬<4535.東証>、エスエス製薬<4537.東証>も厳しい決算だ。
 さて来期。業界に衝撃を与える恐れがあった「毎年改定案」は一旦見送りとなった。薬価改定がなく、高齢化進行で生活習慣病薬なども堅調に推移しており、来期は薄日が差す展開。ジェネリックの好調と大衆薬の苦戦は、今期と同様の傾向だろう。
【高橋由里記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

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