大注目!テスラ「ロボタクシー」は世界を変えるか 「歴史に残るイベントになる」とイーロン・マスク氏

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近年はテスラ幹部も、ロボタクシーを専用車両として開発する構想を口にしている。今年4月には、Model 3より安価な小型車Model 2の開発計画を中止し、その車体プラットフォームをロボタクシーへと転用する方針であることが報じられた。またマスク氏も、自身が所有するSNSのXで、ロボタクシーの発表会を8月に行うと発表した(その後、予定は10月10日に変更された)。

次第にロボタクシー計画が鮮明に

では、10月10日のロボタクシー発表イベントでは、具体的に何が明らかにされるだろうか。これまでにわかっていることは、完全自動運転技術を搭載した新型車が、カリフォルニア州にあるワーナー・ブラザースのスタジオで発表されると報道されたことぐらいしかない。

9月上旬には、モルガン・スタンレーの自動車業界アナリストであるアダム・ジョナス氏は、10月のイベントではFSD(Full Self Driving)の最新アップデートに関するデモンストレーションと、完全自動運転のロボタクシー車両(Cybercabと呼ばれる)によるクローズドまたはセミクローズドコースでのデモ走行が行われると予想している。ただし、ジョナス氏はテスラは「運転手付き」の自動運転車のテスト走行の許可は取得済みだが、無人でのテスト走行や路上配備に関する許可はまだ得ていないと述べている。

また、9月15日には、会場とされるワーナー・ブラザースで働いているという人物が、外観を偽装したテスラ車らしき車両が、テスト走行を行っている様子を捉えた写真を掲示板サイトRedditに投稿した。この写真に写る車両はテスト車両なので、かなり形状がカムフラージュされている。

Redditに投稿されたテストカー(写真:teslapro, Instagram)

どことなく、ウォルター・アイザックソン著の伝記『イーロン・マスク』の中で「タクシー・ロボ」として紹介されているイラストに似ているようにも思えるが、もっと普通な小型の3ドアハッチバック車のようにも見える。

ただ、3ドアハッチバック車だと、乗客の乗り降りが面倒になりそうな気もする。カモフラージュの下がどうなっているのかが気になるところだ。いずれにせよ、このテストカーは発表イベントに向けて、会場となる敷地内での走行データを収集しているようだ。

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