スポーツを「ゆるキャラ」に、Xで人気爆発の宇宙人 可愛いキャラを気軽な「入り口」に競技人口増へ
SPORAがマネジメントしているキャラクターは、未公表のものも含め、現在29種目30種類。基本は1競技につき1キャラクターだが、ラグビーのみ「ラガマルくん」の妹「ラガルちゃん」が女子ラグビーを担当している。
「一度起用した動物は使えないというルールを設け、どのスポーツにどの動物を採用し、どんなデザインにするかなど、キャラクターのベースは自分で考えています。キャラクターに魂を吹き込む工程(=イラスト化)は、イラストレーターの中村直人さんに依頼。ゆくゆくはすべての競技でキャラクターを作り、スポーツ界全体をキャラクターの力で盛り上げられるようにしたい」と今江氏。
NFTオークションやクラファンで活動資金を捻出
キャラクター作りにおいては、「シンプルなビジュアルの中に何かしら隠れたこだわりを持つことを大切にしている」と今江氏は続ける。
「例えば、『ラガマルくん』の鼻はラグビーボール、口はH型のゴールポストをイメージしています。卓球応援キャラクター『キュウキュウ』は目が卓球のラケットで、顔の中でラリー(打ち合い)を表現しています」
SPORAの活動資金を得るため、2023年にはNFTアートにも進出。オークションサイトには、ラガマルくん、ラガルちゃん、キュウキュウをはじめ、アメフト応援キャラクターのアメリくん、サッカー応援キャラクターのサカニャン、相撲応援キャラクターのスモートリー、計6キャラクターそれぞれの一枚絵を出品した。
「オークション売り上げの20%をスポーツ関連団体に寄付しました。ラガマルくんとラガルちゃん分は日本ラグビーフットボール協会、アメリくん分は日本アメリカンフットボール協会、サカニャン分は日本サッカー協会、残りは日本スポーツ振興センターに寄付。SPORAの活動はそもそも日本のスポーツ発展のために行っているので、どういったかたちで還元できるかを常日頃考えています」
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