不完全な時代 科学と感情の間で 坂村健著

不完全な時代 科学と感情の間で 坂村健著

閉塞感とはまさにフロンティアの喪失だ。しかし逆説的だが、変われない国だからこそ、日本の変われる余地は大きい。たとえば大陸法的ギャランティー(保証)志向から、英米法的ベストエフォート(最大限の努力)容認へと国の形を変えれば、大きな発達余裕が生まれる。

多様な関係者の最大限の努力の集合で実現されているのが現代のネットワーク社会。だからこそ、低コストで新規参入者による多様なイノベーションが可能となる。それには、問題が起きた時点の判断が慣習法になる英米法の最大限の努力型が適している。日本社会の変われなさも根本的には保証志向に由来する。

ユビキタス革命を起こした著者による日本への処方箋。

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