不完全な時代 科学と感情の間で 坂村健著

不完全な時代 科学と感情の間で 坂村健著

閉塞感とはまさにフロンティアの喪失だ。しかし逆説的だが、変われない国だからこそ、日本の変われる余地は大きい。たとえば大陸法的ギャランティー(保証)志向から、英米法的ベストエフォート(最大限の努力)容認へと国の形を変えれば、大きな発達余裕が生まれる。

多様な関係者の最大限の努力の集合で実現されているのが現代のネットワーク社会。だからこそ、低コストで新規参入者による多様なイノベーションが可能となる。それには、問題が起きた時点の判断が慣習法になる英米法の最大限の努力型が適している。日本社会の変われなさも根本的には保証志向に由来する。

ユビキタス革命を起こした著者による日本への処方箋。

角川oneテーマ21 760円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 360°カメラで巡る東京23区の名建築
  • ブックス・レビュー
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
5G革命<br>勃興する巨大市場をつかめ!

現在の「4G」に続く、新しい移動通信システム「5G」。「超高速」だけではなく「超低遅延」「多数同時接続」が可能になり、私たちの暮らしやビジネスはがらりと変わる。動画配信、ゲーム、自動運転、スマート工場や通信業界の未来像を紹介。