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三井住友FG新社長「純益1兆円は不可能ではない」 次期社長の最右翼が豪腕トップ急逝で緊急登板

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三井住友フィナンシャルグループ社長 中島 達氏
中島 達(なかしま・とおる)/三井住友フィナンシャルグループ社長。1963年生まれ。86年東京大学工学部卒業、住友銀行(現三井住友銀行)入行。企画部長、執行役専務グループCFO兼グループCSOなどを経て、2023年12月から現職。(撮影:今井康一)
2023年11月、三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長(当時)がすい臓がんのため急逝した。巨大金融グループの支柱として、新規事業の立ち上げや買収にも果敢に挑んだ攻めの経営者だったが、志半ばで倒れた。跡を継いだ中島達社長は、右腕として太田氏の経営を支えてきた。前任者の路線をどのように継承し発展させるのか。

──突然の社長交代でした。

通常なら、社長人事の発令から就任までの間に、準備をしたり新抱負を考えたりする。今回は突然の交代で、引き継ぎをしながら業務をこなす日々が続いた。多忙だが、前社長の急逝という悲劇を乗り越え、従業員が前向きに活動していることは安心だ。

20年4月、太田とともに10年後を見据えたビジョンを策定した。「グローバルソリューションプロバイダー」と銘打ったが、あえて金融を掲げず、世界で戦えるプレーヤーになる思いを込めた。このビジョンに向けてグループを成長させるのが、自分の役割だ。

──「中島カラー」の打ち出しは。

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