
──主力商材の虫ケアは気温によって販売動向が大きく左右されます。業績が安定化しない点をどう考えていますか。
虫を相手にする業界だから、気温の影響はどうしても避けられない。だが一方、地球温暖化の影響は業界的に追い風となっている。1年を通して暖かい日が増えており、業績の安定化に寄与している。昔、虫ケアは10月から3月にかけてほとんど売れなかったが、現在はその間の売り上げの伸びが著しい。今後、夏場と同水準になるとまでは思わないが、冬場が売り上げを支えてくれれば、業績の変動幅は徐々に小さくなるだろう。
住宅環境の変化にも注目している。現在、家の中では暖房が積極的に使われ、加湿器により湿度も上昇している。外は寒くても家の中が夏と同じような環境となり、ダニが増える状況になっているのだ。冬場でも家の中ではダニ対策が必要とされている。
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