列島強靭化論 日本復活5カ年計画 藤井聡著
公共事業論、特に地域コミュニティや国民意識、財政、マクロ経済などを総合的に見据えて、国土や都市などについて政策提言を専門とする著者は、今回の東日本大震災の復興は基本的には5年でできると説く。
そこで肝になるのが、被災地の人々の幸せな暮らしの再生をうたう「ふるさと再生」ビジョン。地元の想いを反映しながら住民と行政が一体となって、柔軟な町づくりを推進する。このビジョンを発展させれば、経済の停滞やこれからも連発しかねない巨大地震などの天災をも乗り越えられる“強靭”な国家を10年でつくり上げられるという。
震災復興から、さらにその先の日本の姿をもとらえて論じられている。
文春新書 798円
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