有料会員限定

高まる「公的年金シミュレーター」活用の意義 自分の将来の年金額は働き方次第で変えられる

✎ 1〜 ✎ 435 ✎ 436 ✎ 437 ✎ 最新
拡大
縮小
スマホを操作する女性のイメージ画像
(写真:webweb/PIXTA)

厚生労働省は2022年度から「公的年金シミュレーター」の運用を始めた。これはスマホやPCを使って、働き方などの変化に応じた、将来受給可能な年金額を試算できるツールである。

人は、短期的に重要なことには対応するが、長期的なことはなおざりにしがちだ。今、話題になっている「年収の壁」はその一例だろう。手取り収入の減少に目を奪われ、将来への影響を考えずに、就業調整をする人が少なくない。

この点、シミュレーターは、働き方の選択が将来の年金額に与える影響をグラフで教えてくれる。ここでは、数値で見ていこう。

次ページ自らの年金額を増やし貧困を防ぐ意義は大きい
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内