日本銀行が実施してきた金融政策の効果や副作用はどのようなものだったのか。本稿では、上場投資信託(ETF)の買い入れを例に、効果などの計測がなぜ難しいのか、そうした中でも何がわかっているのかを整理する。
日銀は2010年12月にETF買い入れを開始した。購入したのは、主にTOPIX(東証株価指数)や日経225(日経平均株価)といった主要な株価指数に連動するETFである。
これらの買い入れなら市場を歪める懸念が小さいと考えたようだが、それは後に、誤りであったとの認識に変わる。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら