有料会員限定

識者から見た「中東情勢の今後と世界の行方」 大統領選もあり、米国は難しい舵取り迫られる

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
焼け跡を歩くイスラエル軍兵士
ハマスに襲撃された集落を歩くイスラエル軍兵士(写真:ロイター/アフロ)

特集「緊迫!中東情勢」の他の記事を読む

イスラエルとハマスの紛争は、民間人を含む多くの死傷者が出ているだけなく、今後の国際秩序を大きく揺るがす火種になっている。今後の展開や世界に与える影響を緊急リポートとしてまとめた。ここでは、中東情勢に詳しい二人の識者に語ってもらった。
<緊急リポート 緊迫!中東情勢 関連記事>
米政権も揺さぶるハマス・イスラエル紛争の今後

周到に計画したハマスの攻撃、地政学的視点も

・国際政治学者、放送大学名誉教授 高橋和夫

ハマスは今回の攻撃を前から周到に計画していたのだろう。

UAE(アラブ首長国連邦)やバーレーンをはじめ、アラブ諸国がイスラエルと国交を正常化させている中、そのイスラエルはパレスチナのヨルダン川西岸への入植など、手荒いことを続けている。そんなイスラエルのやり方がいかにひどいかということを世界にアピールしたかったのだ。

次ページバイデン政権が恐れるヒズボラによる本格攻撃
関連記事
トピックボードAD