4万円「バルミューダ」のホットプレートは買いか スリムで人気の「abien MAGIC GRILL」と比較
そんな訳で、実際に使ってみると細かいところで気になる点はいくつかあったものの、The Plate Proはほかにはないホットプレートで、やっぱり欲しくなってしまう。何より焼き加減が素晴らしく、エンターテインメント性も含めて魅力的だ。The Plate Proをテーブルに出すだけで家族が盛り上がる。こんなに楽しく味わえる調理家電は少ないだろう。機能よりも体験を重視する、バルミューダらしい製品だ。
個性的で実用的なホットプレートが人気
一方、「abien MAGIC GRILL(2022モデル)」(直販価格2万3980円)は、2021年に発売されて大きな話題となったホットプレートの後継で、温度調整やプレートの素材が改良され、ブラックだけでなくホワイトが追加された。
abien独自開発の極薄ACフィルムヒーター「サーキットヒーター」を採用したことで、厚さ3mmという極薄のプレートを実現。手入れが面倒、収納時にかさばるという悩みを解消したホットプレートだ。無駄のないスタイリッシュなデザインは大きなインパクトを与え、累計販売台数は20万枚を突破(2023年3月末時点、abienによる発表)。
薄型のプレートと取り外しできるコンパクトなスタンド脚で構成されているため、収納時も省スペースというホットプレートの悩みを解消したことで話題となった。ここ数年のトレンドは、比較的コンパクトで低価格のものが流行っていたが、abien MAGIC GRILLは斬新な発想で大きなインパクトを与えた。
家で使ってみたところ、確かに焼肉などはパリッと焼ける。ただ、中心部は高熱になるものの、外側の温度は若干低いという結果に。サーモグラフィで見ても、温度については少しムラがあることがわかった。とは言え、スタンドをパッと取り外して立てて収納できるのは、群を抜いて使いやすい。一般的なホットプレートよりも使うまでのハードルが低く、お手入れもカンタンなので気軽に使える。
こういった利便性の高い家電はデザインがいまひとつということも多いが、デザインの美しさからも惹かれて購入する人も多いようだ。使い勝手、性能共に価格に見合うホットプレートである。
このようにホットプレートは選択肢が増えているので、チェックしてほしい。用途に応じた使い分けをしても楽しいかもしれない。
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