「楽しい」「好き」を軸に、自然と共に生きていく
この取材をするまで、私は正直「農家だと、昔ながらの家事育児分担をしてそう。家事育児が妻に偏ってそう」と思っていました。もちろんそういうご家庭もあるようですが、このご家庭では、夫も料理を作り、食材の買い物も担当します。これは、自宅自営の農家では、会社に出勤する人よりも、夫婦が共に家にいて分担がしやすいという背景があってのことだな、と感じました。
さらに、私が感じた「農家ならではの育児環境としてのいいところ」は以下です。
・新鮮な農作物を子どもに食べさせることができる。食育環境バッチリ。
・自然豊かな庭や畑は子どもの遊び場所になる。
・土地が広いので、子どもが騒いだり、泣いたりしても近所迷惑にならない。
お二人はこんな環境の中、ケンカしたり試行錯誤しながら、三人の子育てをしつつ暮らしてきました。手を抜くところと手をかけるところのバランスもとてもいいなと私は感じました。
今後の目標をまぶさんはこう語ります。「農家は苦労してなんぼ、という考え方の人もいる。もちろん苦労はあるけど、僕は農家の楽しさも発信していきたい」お二人はきっと、今後も「楽しい」「好き」を軸に据えて、自然と共に生きていくのでしょう。
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