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再生のプロ語る「停滞回避」のために何をすべきか 米原発「ウエスチングハウス」再生でも手腕発揮
企業は停滞を回避するために何をすべきか。事業再生のプロで、東芝危機のきっかけとなったアメリカの原子力発電施設会社ウエスチングハウスの再建も果たしたリサ・ドナヒュー氏に話を聞いた。

アリックスパートナーズでアメリカ・アジア共同代表を務めるリサ・ドナヒュー氏。事業再生の際はその企業に暫定経営陣として参加し、さまざまな合意形成を進める(撮影:梅谷秀司)
事業再生に強みを持つコンサルティングファーム、アリックスパートナーズでアメリカ・アジア共同代表を務めるリサ・ドナヒュー氏。20年以上にわたってさまざまな企業の再生を手掛けてきた事業再生のプロだ。
最近ではアメリカの原子力発電施設会社で、東芝危機のきっかけとなったウエスチングハウス(WH)の再生に携わった。同社をいかに立て直したのか。そして事業再生の要諦とは。ドナヒュー氏に聞いた。
最も大事な指標はキャッシュフロー
――事業再生を成功に導くポイントは何でしょうか。
まずトップマネジメントのリーダーシップだ。マネジメント層が事業を再生するという強い思いを持ち、変化の必要性を認識しなければならない。
ただ、ビジネスは生き物。計画は一直線に進められるわけではない。紆余曲折もある。計画を進めるうえでは柔軟性と俊敏性を持ち、正しい情報を持って評価することが必要だ。
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