「世の中はひどい。同化するな」。冒頭から身もふたもない真実を言い放つクリーニング店の経営者ザク(ルイス・チョン)。対するのは、妊娠した途端、恋人が消えた若きシングルマザー・キャンディ(アンジェラ・ユン)。コロナ禍で貧困状態になり、掃除婦としてザクに雇われたが、幼い娘ジュー(トン・オンナー)のため、邸宅のマスクを盗む。しかし、ザクは生き抜くために窃盗もいとわない彼女をかばい、信じて雇い続け、まっとうに生きることを諭す。
映画『星くずの片隅で』は、コロナ禍の2020年の香港を舞台に市井の片隅で生きる人々を優しいまなざしで描いたヒューマンドラマ。香港最高の映画賞、香港アカデミー賞で10部門にノミネートされるなど、話題になっている。
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