生徒指導提要とは?目的と改訂の背景、ICTとの関連性について説明
出席扱いの指針として、小中学生については以下のように示されています。
①保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれている
②ICTや郵送、FAX等を活用して提供される学習活動である
③訪問等による対面指導が適切に行われている
④児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的なプログラムである
⑤校長は、対面指導や学習活動の状況等を十分に把握する
⑥基本的に当該児童 生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動である
⑦学習成果を評価に反映する場合には、学習内容等がその学校の教育課程に照らし適切であると判断できる
まとめ
今回の学習指導提要の改訂では、多様な社会で最適な学びを実現できるICTの推進とともに、現代の課題(いじめ、非行や虐待、自殺、不登校、性関連等)の予防と早期発見、対処法などが示されています。
子どもたちの中には、学校や家庭で問題を抱えていても誰にも相談できない、相談する術を知らないというケースも見られます。普段の様子だけで、子どもの実状まで把握するのは難しいものです。
だからこそ、大人が社会の仕組みを理解し、適切な助けを差し伸べるための準備をしておくことが大切なのではないでしょうか。
今回の改訂版は、教職員のみならず、子どもに関わるすべての人が目を通す価値があるといえるでしょう。

明治大学卒、右股義足のユーザー。200人以上の理系同期の中で唯一大手アパレル会社に就職。顧客数No1を獲得しながらお客様から自分の世間の狭さを学び、20代は旅をする様に社会を学び回る。教育業に出会い、塾時代を含め900組以上のご家庭を個別にサポートする。知見と人生経験を活かし、科目の受験対策と共に、生きる力・学ぶ力を育てる授業と、キャリアコンサルタントとして学生から就職転職まで踏まえて人生をデザインする進路相談などを生徒・保護者・先生方・社会人に提供している。
執筆:オオスミ
東洋経済education × ICT編集部
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