実生活に役立てることができる研究活動への積極的な参加
本校は、生徒たちが主体となって社会の問題に関心を持ちその問題解決のために行動することを目的とした研究活動を実施しており、積極的に参加するよう呼びかけている。
6年間の学校生活を通して、授業の一環として行う大きな研究活動が2つある。3年生の終わりから4年生の夏休みにかけて行うPP(パーソナルプロジェクト)と、4年生の終わりから6年生の2学期にかけて行う課題研究である。どちらも、自分が関心のあることについて調べ、その分野について自分が疑問になったことを研究するというものだ。やはり多様な背景を持つ生徒たちは多様な分野に興味を示し、多角的な視点から物事を見ることができていて、興味深い研究が多かった。
また本校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)とSGH(スーパーグローバルハイスクール)の認定校であるため、ISS Challengeという研究に参加する生徒も多い。ISSとは本校の学校の英語の呼び方に由来していて、ISS Challengeは約10ヶ月かけて行われている。一部の生徒は大学の教授と協力したり、アプリを開発したりと、かなりレベルの高い研究を行っている。このISS Challengeはとても困難なものだが、その分野に興味を示しているからこそ行えるもので、生徒たちの物事への関心の度合いが分かる。このような研究活動に参加することにより、実生活でも身近なことに関心を持ち、自分でリサーチを行い、問題解決に繋げる力を育むことができる。
研究活動以外にも、ボランティア部や校外の学問的なプログラムへの参加などを通して、社会への関心と関わりを大切にしている生徒たちの気持ちが現れている。このような気持ちは、学校側が積極的に研究活動を促しているからこそ生まれるのだと思う。このように、本校ではグローバル化が進む世界の変化に対応し、これから必要になってくる力を伸ばす環境を用意し、「世界で生きていく」生徒たちを育むことできている。これが自分の学校の魅力だ。
(写真:本人提供)
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