『第4の学校教育』を提唱するID学園高等学校ってなにもの?? ルーツは創立133年の全日制の学校教育にあり!

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2020年4月に学校法人郁文館夢学園が開校した広域通信制高校が「ID学園高等学校」。開校約3年にして700人の生徒が所属するこの高校にはどのようなヒミツが隠されているのだろうか。

第4の学校教育のヒミツ

みなさんは「第4の学校教育」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。本学が提唱する「第4の学校教育」とは、「通信制高校と全日制高校のいいとこどり」である。全日制高校の長所である「学びの量と質」、通信制高校の長所である「場所や時間の自由」を掛け合わせたもの、これが本学のシステムであり、「第4の学校教育」と呼称しているのだ。

通常の通信制高校といえば、自宅での動画視聴やレポートの作成が主であり、学校への登校は決められた回数のスクーリングだけとなることが多い。そのため、時間や場所の制約がない代わりに、学習の量や質が全日制高校と比べて劣ってしまうことも少なくない。しかし、本学は通信制高校でありながら通学型コースが用意されている。また、通学する日数も選ぶことができるため、自分の体調や気分に合わせて全日制高校と変わらずキャンパスに登校し、友達と会話をしたり、対面で授業を受けたりすることができる。その上、全日制高校と異なり、キャンパスへの登校は出席・遅刻・早退に数えられないため、進級や卒業に影響が出るということもない。よって、起立性調節障害などで朝起きるのが難しい人でも気楽に通学型コースを選ぶことができる。

校舎からの景色

進学を目標としている仲間が多い!

本学では75%の生徒が4年制大学を、約12%の生徒が専門大学を志望している(2022年度在校生無記名アンケート(全コース対象)より)。そのため、「大学進学」という一つの目標に向かって切磋琢磨できる環境である。各キャンパスには自習スペースが設けられており、授業のない時間や放課後は多くの生徒がそこでスタディサプリなどの映像授業や参考書を用いて勉強している。そして、分からない問題は生徒同士で教え合ったり、先生に聞いたりして、学力の向上に努めている。

また、本学には大学受験対策講座としての「ハイレベル授業」が主要5教科で実施されている。これは学年によらず希望すれば受講することが可能で、普段の授業で扱うことの出来ない応用・発展的な内容や、大学入試問題を扱っている。授業の中で理解することができなかったとしても、コミュニケーションツール「slack」を使って、担当の教科の先生に質問出来るので安心だ。

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