富士ソフト社長、筆頭株主への反論「論点が違う」 12月4日株主総会、社外取締役選任の行方は

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反対の2人「プラスアルファ見えない」

――3Dが提案した4人のうち、2人に反対を表明しています。

取締役会をどう強化するかという議論は、従前から進めてきた。その中で、現在の取締役会に必要だと思っている、上場企業のトップ経験者、法務の専門家、資本市場の専門家の3人を(富士ソフトから)提案している。3Dが指摘している不動産投資、資本配分、利益率改善、成長戦略、コーポレートガバナンスという5つの課題にもこのメンバーで対応できると考えている。

富士ソフトの坂下智保社長
富士ソフトの坂下智宏社長は3D提案の社外取締役候補のうち反対を表明した2人について「プラスアルファの部分が見えない」と述べた(記者撮影)

そのうえで3Dとも議論をして、取締役会に入るべき方であれば受け入れていこう、と。不動産や資本市場に強い清水さんは、今後不動産を動かすときにも現実的なメリットがある。石丸さんは事業会社のCIO(最高情報責任者)や同業他社の監査役も経験していて、利益率や成長戦略の面でメリットがあると考えた。

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