半導体などをめぐる米中の攻防が続いている。中国は米国の「デカップリング」にどのように対抗すればよいか、『財新周刊』10月17日号の社論は論じている。
「デカップリング」へと向かう潮流が勢いを増している。米商務省の産業安全保障局(BIS)は、中国に対する輸出規制措置を打ち出し、中国の半導体業界に対する封鎖と圧力を一段と強めた。一方、ドイツ首相とEU官僚はグローバル化を支持して「デカップリング」に反対の声明を出し、中国政府はこれを高く評価すると表明している。中国はこれまでどおりグローバル化を志向し、国内外に向けてより強いシグナルを発し、行動に移さなければならない。
求められる改革開放路線の継続
米国が仕掛ける「デカップリング」の影響は、中国企業の権益を損なうだけでなく、米企業にも害を与え、すでに米国自身の身にも危害をもたらしている。これを強行すれば、科学技術の交流や貿易協力を阻害し、グローバルなサプライチェーンと世界経済に打撃を与えるだろう。米国側の行為に対し、中国側はすでに旗色を鮮明にして反対している。
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