教師の日とは?日本における教師の日を解説
シンガポールでは、Teacher’s day(ティーチャーズデー)として原則9月の第1金曜日が教師の日と原則として決められており、2022年度は9月2日金曜日となっています。 この日はSchool Holidaysとして学校は休校で、プレゼントを贈るほか、パフォーマンスなどを行って先生たちを楽しませることで感謝の意を表しています。
アルバニア:3月7日
1887年のこの日、初のアルバニア語による教育を行う学校が開校しました。
スロバキア:3月28日
教育者コメニウスの誕生日が教師の日として制定されています。
タイ:1月16日
教師が1日ゆっくりできるように学校を休みにする形で、教師の日を祝います。インターナショナルスクールは休みではありませんが、学校内で行事を行うなどして、教師の日を祝います。
中国(9月10日)
1985年から、西暦の9月10日が「教師節」として制定されています。
先生に対して賛美や感謝の意をお花屋カードなどさまざまな形と言葉で伝えます。
韓国(5月15日)法定記念日
1965年から世宗大王の誕生日である5月15日が教師の日として制定され1982年からは法定記念日となりました。韓国語では「ススンエナル」と呼ばれ、「ススン」は漢字語の「師匠」に当たりますが、先生や恩師などお世話になった人を広く意味します。
生徒や卒業生は、カーネーションをお世話になった先生に渡し、クラス中をフレグランスの香りとレインボーカラーで埋め尽くして、感謝の意を表します。
2017年より、韓国では「不正請託及び金品等授受の禁止に関する法律」という法律によって公職者へのプレゼントが禁止されているため、このように金品のプレゼントではない形となっています。
台湾:9月28日
中国春秋時代の思想家で敎育家の孔子の誕生日です。古代より教師の先駆者とされる孔子にちなんで、孔子節と呼ばれる時期に、全国各地にある孔子廟で教師の日を祝います。その日は、朝早くから太鼓の音とともに、舞踏が催されます。その後、祭官が儀式人員と共に入場し、牛や山羊、それに豚といった生き物が生け贄として教師たちに捧げられます。 台湾は国として教育に重きを置いていることもあり、さまざまなところで優れた教師への表彰が行われます。
米国(5月の第1火曜日が正式なTeacher Appreciation Day)
この日1日だけを祝うというよりも、その週の月曜日から金曜日までをTeacher Appreciation Weekとして祝うのが一般的です。
教師の日 日本における取り組み

海外では盛んに行われている「教師の日」に関するイベントではありますが、日本国内ではあまり行われておらず、多くの人には認知されていないように思います。そもそも、児童生徒が教師に対してプレゼントを公に渡すという行為が、見る人によっては公平ではないと捉われる可能性もあります。例えば教員の初任者研修などで、児童生徒・家庭・地域からのプレゼントに関しては、注意をするようにと指導を受けることもあります。