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ウクライナでの戦略目標を変化させ始めたロシア 海への出口をなくし、ウクライナを内陸国に

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安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件以後、日本ではウクライナ戦争に関するニュースが減った。そのために、この戦争がいっそう深刻になっていることが見えにくくなっている。

筆者が注目しているのは、ロシアの戦略的目標が変化していることだ。2月24日にロシアのプーチン大統領は、「特別軍事行動」の目標を3つ掲げた。第1が「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の国民の保護。第2がウクライナの非軍事化で、第3がウクライナの非ナチス化だ。

日本を含む西側諸国では非ナチス化というのは言いがかりにすぎないという見方が主流だが、プーチン氏はウクライナでナチス主義者が台頭していると心の底から信じている。

プーチン氏はナオナチとバンデラ主義者という言葉を並列して用いる。バンデラ主義者とは、ナチス・ドイツ軍と一時期提携してソ連軍と戦ったステパン・バンデラを指導者とする「ウクライナ蜂起軍」のことだ。ウクライナ民族至上主義の立場を取るバンデラの武装組織がユダヤ人、ポーランド人、ロシア人などの虐殺に従事したのは史実だ。今年7月11日にポーランドのドゥダ大統領もウクライナ現政権のバンデラを礼賛する姿勢を批判している。

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