UUUMが専属ユーチューバーを半減 大胆な方針転換
動画配信による収益拡大から新たな体制に軸足を移す。
大手ユーチューバー事務所のUUUMが昨年12月に発表した方針に業界がざわついた。それは、2022年春をメドに、専属契約している約300組のクリエーター(ユーチューバー)のうち、約半数の契約形態を専属契約から「ネットワーク契約」に切り替えるというものだった。
ネットワーク契約とは、コンテンツ制作・管理に役立つUUUM提供のプラットフォーム(月額500円)などを利用できる契約形態。マネジャーのような担当者はつかず、「サービス利用者」といった色合いが濃い。UUUMは専属クリエーターの対象を「ビジネスを共創できるポテンシャルの高いクリエーター」と再定義。今後は厳選したクリエーターのビジネス面の支援を充実させ、収益の拡大を目指す。
UUUMの渡辺崇CFOは「想定していなかった変更に戸惑う人(クリエーター)も多い印象だが、話し合いの中で大半の人が納得してくれている」と話す。専属契約でなくなることで同社から脱退するクリエーターが出ることも、ある程度は想定しているという。
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