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協調性なき新興国連合の末路 成長できないBRICs

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ブラジル、ロシア、インド、中国の全体としての潜在力を伝えようと、これら4カ国の頭文字からなる「BRICs」という言葉を生み出した者として私は今、やや決まりの悪い疑問を提起しなくてはならないと考えている。BRICsはいつ、その影響力を発揮するのか、という疑問だ。

この11月、BRICsの造語は生誕20周年を迎える。私が初めてこの言葉を用いたのは2001年、米投資銀行ゴールドマン・サックスのリポートにおいてだった。BRICs諸国の発展について4つのシナリオを示し、これら4つの新興国の声を世界の統治枠組みにもっと反映させる必要があると論じる内容だった。

一連のリポートで私たちは、中国の国内総生産(GDP)が40年までにドル換算の名目値で米国に並び、そのすぐ後にインドが日本を抜いて世界3位の経済大国となり、BRICs経済が全体としてG7(主要7カ国)からカナダを除いたG6よりも大きくなる可能性があるという見通しを示した。

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